平川裕貴ブログ
公立小学校で英語で算数授業
2019年3月31日
英語教育に長く携わっている私でも「えっ?!」と驚く記事です。
愛知県の豊橋市で、4月からっ小学校1校をモデル校に指定し、3年生を対象に算数の授業を英語で行う選択制のコースを設けるというもの。
豊橋市教育委員会は、2020年以降を視野に、全学年が国語と道徳以外の授業を英語で行うコースの研究も開始するとしています。
私立小学校なら別に驚きもしませんが、公立小学校でもこういう動きが出てきたというのは、ビックリです。外国籍の子どもが多いという地域がらもあるかもしれません。
でも、公立小学校でもこういうことが可能だとすれば、今後全国の市や県が競争して、英語教育に力を注いでいくのではないかと思います。
なぜなら日本人の英語力の低さには、それくらい危機感を持たれているということです。
今日も韓国に旅行してきたというお母さん達に話を聞く機会がありましたが、誰に道を聞いても英語が話せたと言っていました。
日本でも、英語の必要性は、60年以上前から言われています。私が英会話教室を始めた30年前に、「英語の必要性は30年前から言われている」と説明していましたからね。
でも、子どもの立場からすると、「いきなり英語で授業って言われても・・・」ってなりますよね。
日本人ですから、もちろん日本語が一番大切です。
でも、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』にも書いていますが、日本でいくら英語教育をしても、日本語がおろそかになる心配はありません。
日本に住んでいながら、日本語がおろそかになるほど英語漬けにすることなど、不可能です。
ですから、ぜひ幼児期から英語の音にも慣れさせて、せめて聞き取れるようにはしてあげてください。
英語力の差が学力の差になってしまうかもしれません。