創作童話

15.ぼくは生まれて15ヶ月

ぼくはね、だんだん自分がしたいことがわかる

ようになってきたんだよ。

好きなおもちゃとそうでないおもちゃもあるしね。 ただね、今は好きだけど、ある時は、別の物の

方がいいなって思うこともあるよ。

その時の気分で変わるものなんだね。

ぼくは、自分が楽しいと思うことなら、長く

遊んでいられるよ。 前みたいに、移り気

じゃなくなったでしょ。

おもちゃはね、お店で売っているものじゃなくて

いいんだよ。 ぼくにはなんでもおもちゃに

できる才能があるんだよ。

「こうしなさい」って決められているおもちゃ

より、自分で工夫できるおもちゃの方が

楽しいんだ。 それに、ぼくはまだ扱い方の

加減がわからないから、壊れたり破れたりしても

平気なものの方がありがたいんだよ。

ダンボール箱とか、新聞紙とか、古いタオルとか

クッションでも遊べるよ。

ドールハウスや積み木やままごとセットや乗り物や動物のおもちゃもありがたいけどね。

コンピューターのおもちゃはまだ要らないよ。

もっと大きくなってからにしてね。

テレビやビデオもお母さんも一緒に見てね。

あんまり長く見てると気分悪くなるから30分

くらいがいいよ。

それからね、最近自分のことは自分でやりたいと

思うようにもなってきたよ。 もちろん、まだまだできないことの方が多いけどね。

お父さんやお母さんみたいにいろんなことが

自分でできるとカッコいいよねえ。

おぼうしかぶってみたり、靴下脱いでみたり、

たいへんだけど練習したいんだ。

お出かけで急いでいる時は、お母さんイライラ

してるのわかるよ。

ぼくも、「自分でやらせてー!」ってぐずって

泣いちゃってごめん。 ぼくを連れて行く時は、

準備の時間をたっぷりとってね。

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