創作童話
22.ぼくは生まれて22ヶ月
ぼく、お話もよくわかるし、身体も大きく
なってきたでしょ。
おめめもね、よく見えるようになってきたよ。
ちょっと前までは、ぼくの視力はまだ弱くて、細かいものは見えなかったんだ。
でも、今は、小さいものも見えるように
なってきたよ。
もう、パパやママと同じくらい見えると
思うよ。
おめめで見ながら、手を使って観察して、
それからいろいろ頭で考えることができる
ようになってきたんだ。
これってすごいよね。
鉛筆も握れるし、ブロックを積んだり、
本のページをめくったり、おもちゃの汽車を
押したり、引っ張ったりもできるよ。
あんよも強くなったら、転ばずに走れるし、
しゃがむこともできるよ。
階段も手すりにつかまって登れるよ。
でも、ぼくが動き回っていろいろなことを
するから、ママはすごく心配しているよね。 転んで頭を打つんじゃないか、階段から
落っこちるんじゃないかって。
ぼくも大怪我はしたくないけど、ちょっと
くらい痛いのは平気だよ。
転んでどこかを打ったら痛いんだって
知っておかなきゃね。
小さい怪我をいっぱいしたら、大きい怪我を
しないように気をつけるようになると
思うんだ。
ぼく、転んだ時はびっくりして泣くかも
しれないけど、あんまり心配しなくて
大丈夫だからね。