2013年9月24日

リトル・キンダーについて

9月24日(火)

現在来年度生のご見学会をしておりますが、見学されたお母様方が、一応にキンダーの子ども達のお行儀の良さに驚かれ、一部には「落ち着きのない自分の子供が入園したら他の子の迷惑になるのでは」と心配されるお母様もおられました。

確かにレッスン中の子ども達を見れば、英語でペラペラしゃべり、小さい子達もちゃんと座って先生の話しを聞いています。1学期で大体の流れもわかって、今が一番落ち着いている時期です。

でも、もちろんみんなが最初から今のようにちゃんと座っていられたわけではありません。

落ち着きなく動き回っていた子、他の子にちょっかいを出してしょっちゅう注意されていた子、シャイでなかなかみんなの中に入れなかった子、お母さんと離れる時に大泣きした子など様々です。最初の1・2週間は、泣いていた子も結構います。

3歳前後で、まだわけのわかっていない小さな子供達を落ち着かせて、どのように振る舞えばいいのかを教えていくのが私達の仕事だと思っていますので、でき上がった子供など期待していません。

やんちゃな子はけじめのつく子に、恥ずかしがり屋さんには自信を持たせ、一人一人の個性を生かしながら、社会生活に必要な知恵を授けていく努力をしています。

 

悪いことをした時はきちんと叱り、良いことをした時はしっかり褒め、面白いことをした時は思い切り笑います。

一方通行の教育ではなく、子ども達の主体性を大切にして、ひとりひとりに、ちゃんと見ているよ、わかっているよ、認めているよと、言葉だけではなく態度でも示しています。

幼児期には、していいことと悪いことや、集団生活の中でどんな時にどのように振る舞えばいいのかという社会のルールを、きちんと教えることが大切だと思っています。そういうことをきちんと教えられないで大きくなっている子が、今の学校や社会に多いような気がします。

単に英語が話せるということだけではなく、リリパットが大切にしているのは、人間としての基礎作りです。それらの結果が、明るくのびのびしていて子供らしく、でもちゃんとけじめがついてやさしい今のキンダー生の姿だと思っています。

 

また、キンダーの子ども達は、自分が初めてリリパットに来た時の不安な気持ちや、みんなに優しくしてもらったことを覚えています。ですから、新しい子が来た時には、みんなとてもやさしく、緊張をほぐしてあげようとしますし、面倒を見てくれます。キンダーの子ども達は、いつも新しい子が入ってくるのを楽しみにしています。

お母様が、キンダー生を見て、「我が子もこんな風になってほしい」と思われたなら、お子様が落ち着きがなかろうが、やんちゃであろうが、シャイであろうがご心配はいりません。

もし、どうしてもこういう環境に馴染めず、私達の力でどうしようもないと思われるような場合は、その旨きちんとお伝えします。

リリパットは常に「そうすることがその子にとってプラスかマイナスか」で判断していますのでご安心ください。

 

 

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