創作童話

25.加点式子育てのすすめ   その1

「我が子は天才!」と思えるほど成長する我が子。

2歳を過ぎる頃にはお母さんの感動は、やがて期待になり要求に

なっていきます。

お母さんは、自分の理想の子ども像を頭に思い描きます。

「元気で強くて、優しく素直で、頭も良くて」と100点では、

とても収まらないような期待や要求を抱きます。

一方、子どもの行動範囲はどんどん広がっていきます。

自由に動けるようになった子どもの行動は、お母さんにしてみれば

やんちゃや悪さ以外の何物でもなくなります。

当然、お母さんの理想からどんどん外れていくことになります。

わが子が理想から外れる度に「こんなことも出来ない」

「あんなことをした」と言っては、点数を引いていきます。

そして点数を引く度に、お母さんの心に残るのは失望や幻滅や

ストレスです。

それは、当然子どもにも影響します。 最初からお母さんの高い理想が

ありますから、何をやっても褒めてもらえないし認めてもらえません。

わざとじゃなく失敗したことでも叱られます。

出来なくて当たり前のことでも減点の対象になってしまいます。

子どもの心に芽生えるのは、自分は何をやってもダメ、

自分には力がない、親の期待に添えない・・・

という思い。 それが減点方式です。

残念ながら、多くのお母さん達が、知らず知らずこの減点方式で、

子育てをしてしまっています。

 一方、私が勧める加点方式は、「子どもは0で生まれてくる」

というのが基本的な考え方です。

何も知らない、何も出来ない、出来なくて当たり前

というのがスタートです。

子どもにとっては、周りのものや出来事すべてが

教材なのです。 毎日毎日一秒一秒、何かを学んでいます。

ですから、出来たことに対して点数を付けていくのです。

 点数には上限をつける必要はありません。

それは、お母さんの心の中での採点でも構いませんし、

日記やレポートにして残してもいいでしょう。

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