創作童話

28.下の子に対して

年の近い兄弟、姉妹の場合、お母さんはどうしても、何かにつけ、

下の子を上の子と比較します。

「上の子は、4か月でお座りができたのに、下の子は半年経ってもできない」

とか

「上の子は、夜泣きをしなくて楽だったのに、下の子は夜泣きが激しくて、

眠れない」とか

「下の子は、動きが激しい」

とか、別に悪気がなくても、身近に比較対照するものがあるのですから、

つい比較してしまいます。

でも、それを常に言葉として発していると、

確実に下の子は聞いています。 そして、下の子の頭に

「僕はいつもお兄ちゃんと比較されてきた」と

インプットされてしまうのです。

 残念ながら、これは、親だけではなく、周りの人間も

悪気なくやってしまいます。

「お兄ちゃんより大きいね」とか

「お姉ちゃんはこの頃はもう歩いていたのにね」とか。

学校に行くようになると、成績という形ではっきり結果が出ます。

「お兄ちゃんはできたのに・・・」

「お姉ちゃんは賢かったのに・・・」

などの言葉は禁句です。

誰にでも、得意なものも、不得意なものもあるのです。

子どもは、親の血をひいているのですよ。 お兄ちゃんが勉強が

できたのは、どちらかに似たのでしょう。

そして、弟が勉強ができないのも、どちらかに似たのです。

2人とも確実に親の子なのですから。

親としては、人間はひとりひとり個性が違うのだとしっかり認識して、

やはり、「あなたはあなた。 二人とも大切なのよ」という

メッセージを送り続けるしかありません。

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