創作童話
27.特に2人目を考えている人に
もし、2人目の子どもができたり、2人目を考えているようなら、
愛コミはとても重要です。 年が近い兄弟、姉妹の場合、上の子は必ず、
下の子にママを取られたと思い、下の子は、いつも上の子と
比較されると感じるようになります。
そう思わせないようにしておかなければ、あとで、お母さんが困ることに
なりますし、子どもも悲しい思いをし、ストレスを貯めます。
最悪の場合は、上の子が下の子をいじめたり、兄弟仲が悪くなります。
まず、2人目を考えているなら、一人目の時から、べったり
し過ぎないことです。 これは、とてもむずかしいことです。
何故なら、最初の子は、両親はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんを
はじめ、誰からもかわいがられるからです。
でも、少しずつ興味をママ以外にも向けさせるようにしましょう。
お友達と遊べるようにする練習です。
それから、少しものがわかるようになったら、よその赤ちゃんを
目にした時に、
「○○ちゃんもあんなだったのよ。 かわいかったよ」
「○○ちゃんは、ミルクをいっぱい飲んだよ」
「○○ちゃんが赤ちゃん時は、夜中に泣いてパパもママも眠れなかったのよ」
子どもは、当然自分が赤ちゃんの時に、親に面倒かけた記憶などありません。 ですからよその赤ちゃんを引き合いに出して、自分も赤ちゃんの時には、
いっぱい可愛がってもらったのだ、かわいいと思ってもらってきたのだということをわからせてあげましょう。
「赤ちゃんってかわいいね」
「赤ちゃんって小さいね。 弱いから守ってあげないといけないんだね」
赤ちゃんは弱い、守るべき存在なのだということも併せて
愛コミで教えてあげてください。
もし、妊娠がわかったら、子どもと一緒に、「楽しみだねー」と、
おなかの赤ちゃんの成長を楽しむように暗示をかけ続けます。
そして、赤ちゃんができたら、
「○○ちゃんと一緒だ。 かわいいね。」
「○○ちゃんの時もこうしたよ」
「○○ちゃんはもっと泣いたよ」
と、今度は、下の子を引き合いに出して、自分が受けた愛情を
示してあげてください。
下の子ができると、周りの人すべての関心が下の子に移ってしまいます。
みんなの関心が赤ちゃんに向かっている時、確実に上の子は寂しい表情や
すねた表情を見せます。 まだまだ甘えたい盛りに下の子ができてしまって、ママを取られてしまったのです。
周りの人が歓声をあげて祝福してくれるのは、お母さんにとっても
嬉しいことです。 また、それをお母さんが止めることはできません。
ですから、やはり、お母さんが、上の子に
「あなたのことも愛しているのよ」「 大切なのよ」というメッセージを送り続けるしかありません。