創作童話
22.悪ガキを良い子に変える大作戦 その2
*イグノア作戦
ignoreとは知らんぷりすること。
子どもの言うことすることに反応しない作戦
押しまくっても(叱りまくっても)効果がない時は、
引いてみましょう(知らんぷりしてみましょう)。
かまってほしい子どもにとって、悪いことをしてもかまって
もらえなかったら、悪いことをする意味がなくなります。
子どもがわざと悪いことをした時、
「イグノア作戦、押してもだめなら引いてみな」と唱えましょう。
怒鳴りたくなるのをグッと我慢。
そして、何も言わずに黙って片付けてみましょう。
ただし、この時も必ず子どもの方を一度見て
「あなたのやったことを知ってるよ」という
サインを送ります。
ママに叱られると思っていた子どもは、ママが何も言わずに
片付け始めたらきっと拍子ぬけするでしょう。
怪訝な顔をするかも知れません。
これは、たとえば、子どもがわざと悪い言葉を使うような時にも
効果的です 子どもは、大人が嫌がるから、わざと言います。
子どもはきっと必死で考えますよ。
「ママ、どうしたんだろう?」
「ママ、どうして怒らないんだろう?」
「ママ、僕のことが嫌いになったのかなあ?」
このイグノア作戦は、子どもに、悪いことを言ったりしたりしたら、
ママに嫌われちゃうかもと思わせます。
そして、どうしたらまたママにかまってもらえるかを、
自分で考えさせるのです。
うまくいけば、ママのお手伝いや後片付けなど、
何か褒められるようなことをして、
ママの気をひこうとしてくれますよ。
こうなると作戦大成功です。