創作童話

17.今は怒る時?  その1

子どもは、視覚や筋肉の発達がまだ十分ではありません。

また、当然ながら遠近感もよくはつかめていません。

ですから、誤って物を落としたり、壊してしまったりしても

仕方ないことなのです。

 掃いても拭いても、きれいにした後から後から汚す子ども達に、

イライラもすると思いますが、そこはグッと我慢してくださいね。

誤って何かをしてしまった時は、後始末することや自己責任という

概念を教えるための教材だと考えましょう。

できる年齢ならば、自分で後始末をさせましょう。

「あれあれ、どうしたの? 手がすべったの? 今度から気をつけようね」

手でうまく掴めないものがある、手がすべると物が落ちる、物が落ちると

音がするということを学びました。

今度は気をつけようと思わせるように愛コミしましょう

「あーあ、落っことしちゃったの? じゃあ、自分で拾えるかな?」

ものが落ちると中のものがこぼれる、落とすものによって転がり方が違う

落ちたものを拾うためにはしゃがまなければならない、

しゃがんで立つのは結構たいへんだと知ります。

「こぼしちゃった? じゃあ、これで拭いてね」

こぼれた水がなくなる(タオルに移動する)、タオルの乾いた感触と

濡れた感触の違い、水にぬれたタオルは重い、

ジュースならタオルに色がつく・・・

拭かせるという行為一つで、どれだけのことが学べるでしょう。

ただし、ガラスなどを割ってしまった時は、

「これは、危ないからママがするね」

と言って、危なくない範囲で手伝わせる程度にしてください。

ガラスは割れるということ、そして割れたガラスは危ない、ということを

教えることができます。

もちろん、子どもに、これらのことを理解させるためには、嫌になるほど、

こぼされ、汚されます。 そんなに簡単には物事を習得できません。

お母さんのお稽古ごとと同じです。

頭でわかっていても、身体が反応してくれるまでには、

時間がかかるのです。

メニューを閉じる



メニューを閉じる