Naughty chair
皆さんこんにちは! 神戸のインターナショナルスクール リリパット・リトルキンダーの平川裕貴です。
今日も暑かったですね。
一旦涼しくなったので、以前ほどの暑さでなくても身体に堪えます。
水曜日に公園に行きましたが、まだ暑かったので疲れたのか、翌日は子ども達の集中力が落ちました。
今日は午前中は比較的涼しかったので行けるかなと思いましたが、やはり昼頃には湿度も高くて
蒸し暑くなりましたので、止めました。
ところで、リリパットには naughty chair (ノーティチェア)と言うのがあります。
naughty とはいたずらなとか手に負えないとか行儀が悪いと言う意味があります。
レッスン中何度も同じことで注意されると、教室から出され naughty chair に座らされます。
今日はいつも真面目にレッスンに参加するSちゃんが naughty chair に座らされました。
Sちゃんは年少さんですが、しっかりしていてリーダーになりたいタイプです。
今日はレッスン中、他の子に何度も構いすぎてしまったようです。
他の子のことが気になって構ってしまい、構われた子は当然それに対して反応してしまうので、
おしゃべりしたり、手を出しあったり、ガサガサしてしまいます。
すると、それに対してまた他の子達も反応してしまい、みんなが集中できなくなってしまいます。
最初は注意しますが、何度注意しても聞かないと naughty chair 行きとなります。
でも、 今日出されたSちゃんは、なぜ外に出されたのか分からないと思います。
なぜなら、本人には悪いことをしていると言う意識がないからです。
確かに、他の子を叩くとか蹴るとかというような悪いことをしているわけではないのです。
悪いことではないけれど、自分の行動が周りに迷惑をかけているのも事実です。
実は、本人が無意識にしていることによって起こる結果(周りに迷惑をかけていること)に
気づかせるのは至難の業です。
本人が「悪いことをしてやろう」とわかっていてすることは矯正できます。
悪いことだと本人がわかっているのですから、話は簡単です。
でも、本人が悪気なくやっていたり、無意識にやっていたりすることは、何度も何度も注意して
その行動が今は問題なのだと気付かせていくしかありません。
大人になってからでは誰も注意してくれませんから、子どものうちに学んでほしいなと思っています。
走っていい場所もあれば、いけない場所もある。しゃべっていい時もあればいけない時もある。
ふざけていい時間もあればダメな時間もある。時と場所をわきまえること。
そしてここまでは許されるけどこれ以上はダメという限度があること、その限度を知ること。
とても抽象的で感覚的で、しかも人によって感覚が違うところが教育の難しいところですが、
子ども達が社会に出て困らないようにと考えて指導していくしかないですね。
知識を覚えることも大切ですが、幼児期にはたくさん失敗したり叱られたりしながら、
人とのかかわり方を学び、自分の気持ちや相手の気持ちや周りの状況に気づかせることが
教育の大切な目的だと思っています。
リリパット開校当社から変わらぬ私の思いです。
今日は金曜日で、写真を撮るのを忘れましたが、教室の床の拭き掃除もしましたよ。
ではまた来週!