創作童話

30.2:4:2:2の法則

お姑さんとの関係がうまくいかないとつらいですね。 お姑さんと意見が

合わないなんてこともよくあることです。 でも良く考えてみてください。

同じことを言われても、例えば、お舅さんなら許せるのに、お姑さんには

反発してしまうということがありませんか? 人間には相性があるのです。

私は、母の言うことは素直に聞けますが、父の言うことにはカチンときます。

逆に妹は、いつも母にカチンときています。 同じように愛情を持って接して

くれ、同じようなことを言っているにもかかわらず、片方にはカチンときて、

片方は素直に受け止めているのです。

人間には、「2:4:2:2の法則」というのがあるそうです。

10人いたら、2人は、無条件にあなたが好き」

4人はどちらかというと好意的」

「次の2人は、どちらかというと好きではない」

「そして最後の2人は顔を見るだけで嫌い」

なのだそうです。

それがみんな違うから、全員が同じ人を好きになることもなく、

世の中うまくいっているのです。

義理の両親と、最初の2:4ではなく、あとの2:2のどちらかの相性に

なってしまう場合もあります。 あなたとあなたの両親、あなたの両親と

あなたの子ども、すべてに相性はあります。 この法則は、たとえ親子と

いっても成立します。 自分が産んだ子だからと言って、最後の2に

入らないという保証はありません。 かわいいはずの我が子を、

親が殺すというような事件は、こういう相性の、最悪のケースなのでは

ないかと思ったりもします。

人はみないろいろな人とかかわって生きていかなければなりません。

そこから逃れることはできないのです。 相手があることですから、

自分の力でなんとかできるというものではありません。

おまけに、湧き上がる自分自身のネガティブな感情もくい止めることは

できません。 人間関係は一種の修行ですね。

でも、こういう法則があることを知っていれば、少しは気持ちが楽に

なりませんか? 自分を責めて自己嫌悪に陥ったり、苦しまずに済みます。

誰にでも、相性はあるのだということ。 こちらが合わないと思っている相手は、たいてい相手も合わないと思っています。 と言うことは、

相手も我慢してくれているということですよ。

あなただけではないのです。

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