創作童話
26.加点式子育てのすすめ その2
子どもが2・3歳になって物事がわかってきたら、愛コミの一つとして、
親子で点数をつけていくというのもいいかと思います。
わざと悪いことをした時などには、減点しても構いません。
「○○ちゃん、すごい! 今お靴自分ではけたね。
じゃあ、ママ5点あげるね」
「今、ママのお手伝いしてくれたから、10点あげよう」
「あらら、今、ママの言うこと聞かなかったね。 3点引いちゃおう」
「今日は昨日より点数いっぱいたまったね。パパに報告しなきゃね」
「あれー。 今日は昨日より悪いぞー。 明日は、
今日の分もがんばらなきゃ」
点数は、人と比べるためのものではありません。
自分への挑戦、自分との競争なのです。 昨日の自分より成長すること。
これが目標です。
人間は弱いものです。 がんばるには何か励みになるものや
ご褒美が必要です。
チャレンジシートでも、がんばりチャートでも、通信簿でも名前は
何でも構いません。 壁に大きく貼ってもいいでしょう。
家事にしても、子育てにしても、区切りがありませんね。
毎月集計するなどして、お母さんにも励みになって楽しめるような
工夫をしてみましょう。
そして、もし先月よりいい点を取ったら、小さなご褒美をあげましょう。
その都度小さなプレゼントをあげてもいいですし、ポイントをあげて、
ポイントが何点か貯まったら、自分の希望のものがもらえるという風に
してあげてもいいでしょう。
ただし、あまり細かく神経質にならないこと。 何でもかんでも
すぐにうまく出来るわけではないのですから、出来ないということも
受け入れ楽しむ余裕が必要です。
出来ないことや失敗したことも諦めないで「明日またがんばろう」
と思わせるように愛コミしてくださいね。