創作童話
23.悪ガキを良い子に変える大作戦 その3
*タイムアウト作戦
数分間、子どもを、何もさせない状態にして反省させる作戦
褒めたり、叱ったり、言い聞かせたり、いろいろ手を尽くしても、
子どもはそう簡単に言うことを聞いてくれません。
知恵がつくと大人顔負けの口答えもします。
でも、何回も同じことを繰り返す場合などには、
親が本当に怒っているということを示しましょう。
家では、部屋の片隅に座らせる、しばらくおもちゃを取り上げるなど、
とにかく、他にすることのない状態にします。
そうして、子どもに言うのです。
「どうして、ママがこんなに怒っているか考えてごらん」
「どうしてママが怒っているかわかったら言いに来て」
しばらく泣き叫ぶかもしれませんが、そこで折れてはダメです。
「ママが、何回も触っちゃダメって言ったのに、言うこと
聞かなかったでしょう。 だからママ怒ったのよ」
もし、子どもの危険を回避するために怒ったことであれば、
それもきちんと説明しておきましょう。
「アイロンを触るとやけどするから、やけどしたら、痛いのは○○ちゃん
なんだよ。 ママ○○ちゃんを守ってあげたいから叱ってるんだよ」
叱るというのは、愛情があるからです。
どうでもいいなら叱りません。
そのことをしっかり愛コミしておきましょう。
そうしないと、子どもの頭には、お母さんから、ただただ
怒鳴りまくられたという思いしか残らないかもしれません。
一つの出来事を完結させる。 そのためには、きちんと謝らせる
ところまでやりましょう。
厳しく叱った後に、子どもを諭したり、謝らせたりするとき時には、
必ず、手を握ってあげるとか、肩に手を載せるとかの
愛タッチを使ってください。
「あなたを愛しているよ」「あなたが大事なのよ」
というメッセージを込めます。
それで、後を引くことなく、子どもも、そしてお母さん自身も
スッキリできるのです。