平川裕貴ブログ

キンダー生が良いリーダーになれると思う理由

2021年10月16日

リリパットはずっと縦割り保育を実践しているけれど、長年幼児教育をやっていて

この縦割り教育が、一番子どもの成長にとっていいのではないかと思っている。

先日もその良さを実感する出来事があった。

3歳のKちゃんが、もう小さくて入らないお気に入りのキティちゃんの靴を履くと言ってきかない。

自分でも必死で履こうとするが、当然ながら入らない。

それでもこれを履くと言ってぐずって泣き出した。

私は、Kちゃんが何度もトライして、履けないんだと自分で納得するしかないと思ったので、

横に座らせたまま納得するのを待っていた。

すると、11月に4歳になる年少のRちゃんが、ぐずっているKちゃんを慰めにやってきた。

そして、何やらこそこそと話しながら、うまくKちゃんの気をそらして、2Fにある

もう一足の靴(これはサイズが合う)を取りに行こうと誘って、一緒に取りに行った。

そして、戻ってきて、RちゃんがKちゃんにその靴を履かせていた。

Kちゃんの機嫌はすっかり直っていた。

 

リリパットでは、小さい子がくずった時、私がなだめるより先に、大きいお姉ちゃんや

お兄ちゃんが飛んで行ってくれる。

私は完全に彼らに任せる。その方が効果的なことが多いから。

慰めに行く方も、ほんのちょっと前までくずる立ち場だった。

だからくずる気持ちもわかるし、その時大きい子に慰められらたことも覚えている。

どう言われたら嬉しかったかをちゃんと記憶しているんだと思う。

だから、私は安心して彼らに任せる。

慰められ機嫌を直した小さな子も、しばらくして、自分より小さい子が入ってきて、

彼らがくずったら、待ってましたとばかりに慰め役に回る。自信満々で!

 

リリパット・リトルキンダーを創めてから、ずっとこの繰り返しだ。

私の出番は少ないほどいい。

子ども達は、自分がしたことと、自分がされたことを、実体験しながら学んでいく。

慰め方、リードの仕方、相手をその気やる気にさせる技を自然と身に付けていくのだ。

文字が書けるとか計算ができるとかより、よっぽど役立つ知恵ではないか!

幼児期の教育はこういうことを学ばせるためにあるのだと思っている。

 

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