平川裕貴ブログ
バスに5分乗って酔うような子がCAになった話
2019年10月2日乗り物に弱い子っているよね。
小学校や中学校の遠足でバスに乗る時、
酔うからと言って、いつも前のほうの席に
ビニール袋を握りしめて、緊張の面持ちで、
青白い顔して座っているような子。
そんな子は、当然ながら船にも弱い。
みんなが楽しんでいても、どんなにきれいな景色が
見られても、酔うと苦痛でしかないのよね。
「早く降りたい!」
「早く帰りたい!」
そればかり考える。
もうお気づきですよね。
その子は、
わ・た・し
私、乗り物にすごく弱かった。
バスはもちろん、タクシーや自家用車だって
臭いに酔ってしまう。
山道でも走ろうものなら、ほぼ確実に
もどしちゃう。
100万ドルの夜景でも、1000万ドルの夜景でも
感激するどころじゃないのだ。
そんな乗り物に弱い私が、選んだ仕事がCA
当時はスチュワーデスって言ってたけど。
同じ乗り物なのに、酔うとは思わなかったのか?
それが、まったく考えなかったのよ。
高校生の時に、もう
「スチュワーデスになる!」
って決めてたの。
「なりたい」
ではなく
「なる!」
って。
これってすごく不思議なんだけど、別にコネやツテが
あったわけでもなく、健康はもちろん、
容姿に自信があったわけでもない。
英語がペラペラでもなく、
学校の成績が抜群に良かったわけでもない。
なのにね。
当時は、3次試験まであって、毎回合格通知は
電報できたんだけど、ずっとドキドキしていたよ。
でも、なぜか「なる」って確信していた。
これは本当に不思議な感覚。
でも、体質的な弱さは健康診断ではばれなかったけど、
結局私は飛び始めて、どんどん痩せていき
1年くらいで10kgも痩せちゃった。
ただし、ご心配なく。
私、訓練中に8kgくらい太ったから。
なんじゃそれ?
訓練は6か月あったんだけど、私は最初
「アテンション。プリーズ」っていうドラマにも
出てきた蒲田にあった寮に入ったの。
訓練は学校に通っているみたいに
規則正しい生活だったし、
寮の食事はおいしいし。
で、厳しい訓練って思われていたけど、
なんのなんの。
超がつくほどの楽天家の私には、
楽しい学校生活みたいだったのよ。
これ自慢できるようなことかな?(笑)
まあ、とにかく、そんなわけで
体質的にハンディはあったけれど、
自分がなりたいと思った仕事に
迷いもなくチャレンジした。
確かに、自分に合う仕事とか合わない仕事って
あると思う。
でも、やってみなくちゃわからない。
だから、本当に自分がやりたいと思ったら
「やる!」
と決めるといいよ。
「やりたい」
ではなく
「やる!」
ってね。
今日のポイントは
強く思ったことは叶うかも。
でした。